日本人は果物の摂取量が少ない傾向があります。
厚生労働省によれば、日本人の1人1日当たりの果実摂取量は平均96.7gで、50年前よりも半減しているそうです(2018年調査)。
世界と比較しても日本人の果物摂取量は低い方に位置しています。
日本人、もう少し果物を食べていいと思います。
推奨量は1日200g。
キウイ・みかん・柿は1個、りんご・梨・ぶどう、グレープフルーツは1/2個、バナナ1本、いちご6個・・・
皆さんにとって多いですか? 少ないですか?
「果糖」が云々騒がれていて、特にダイエットを気にしている人に怖がられているのかなぁと感じるのですが、どうでしょうか?
確かに果糖は血糖を経由しないエネルギー源で、食べすぎると中性脂肪になりやすかったり肝臓に負担がかかることはあるようです。
健常な人なら200g程度ならさほど心配しなくて大丈夫です。
問題は、日本には1日200gを食べていない人が多いこと。
果物大好きでいつもたくさん食べているなら気にした方がいいですが、全体的に果物200gも食べてない人が多い傾向があり、また、果糖や果物に対して誤認識があるように感じます。
しかも、全体的に果物200gも食べてない人が、果糖NG果物NGと騒いでいるように映ります・・・。
だから、もう少し安心してほしいですし、バランスの良い食事に「果物」をちゃんと混ぜてあげてほしい。
私は果物が大好きということもあり、果物推しを広めていきたいなぁと考えています。
バランスの良い食事における「果物」の役割は・・・
フィトケミカルが免疫力アップに貢献
水分補給
糖質(果糖)によるエネルギー補給
食物繊維による腸内環境改善、便秘予防、血糖値上昇の抑制
香りによるリラックス効果 ビタミン・ミネラル源として3大栄養素(炭水化物・たんぱく質・脂質)の代謝をサポート
などがあります。
バランスの良い食事ができているという前提で、果物を食べることにより栄養価が上がります。
例えば、ケーキを果物に置き換えた時の栄養価を想像してください。
ちなみに、野菜と果物の違いは、
糖質量が果物に多い酸(クエン酸など)が果物に多い
フィトケミカルが野菜に多種多様にある
ビタミン・ミネラルが野菜に多め
などがあります。
※参照:厚生労働省HP
野菜の栄養価に比較したら果物はちょっと弱い傾向があり、野菜の代わりに果物がなる感じではありません。
ただ、果物が織りなす効用はちゃんとあって
例えば、春が旬のイチゴは、その圧倒的豊富なビタミンCで冬→春への不安定な時期に体力作りに貢献しています。
冬が旬のみかん・柑橘類がもつフィトケミカルは約半年先の夏場までの免疫力強化に、知らずのうちに貢献しています。
夏のスイカは水分補給や熱中症予防に圧倒的な効果を発揮します。
さくらんぼは果物の中では鉄分が豊富だから、藁にもすがって鉄分を欲する貧血の人が食べるには絶好です。
果物にもちゃんと役割はあります。
なので、皆さんが感じるよりもう少し食べてもいいと思います。
1日200g。
果物ちょっとあるだけでずいぶん違ってきます。
果物が面倒に感じる人がいるかもしれませんが、キウイ1個みかん1個ならいかがですか?
私はですね、フルーツはもともと大好きな方ですが特に習慣にしていなかったんです。
で、習慣にしようと思って先の冬から平日のランチの最後に「果物」を食べるようにしています。
デザートに果物ですね。
週末に1週間分のフルーツ4〜5個入っているのをまとめ買いして、その同じフルーツを1週間食べるんです。
なんの果物にしようかな〜楽しんでいますヾ(๑╹◡╹)ノ”
トップの写真はミネオラオレンジ🍊
ミネオラはカリフォルニアの地名なんだそうで、酸味のある爽やかなオレンジです。
こんな私でもコンビニスイーツなど買いたくなるんですが(笑)、果物があればそれを抑制できるし栄養価の高さに自己肯定感が高まります。
そんな中の、たまにのコンビニスイーツは心の栄養です😃
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